ビッグバンド始めました

タイトルのとおり。
吹奏楽ポップスからビッグバンドに転向して感じたこととかラッパのこととか新しい発見があったので、書き残しておく。
基本的に自分用メモだけど誰かの役に立つならそれもよし。

ビッグバンドというかジャズのお作法?方言?みたいなものを覚えるのは必要だけど、それ以外は難しいことは特になく、基本ルールは吹奏楽と変わらないんだと実感。お作法を覚えるのが大変だって言われてるけど、私は有名な曲ばっかりとはいえ結構ジャズ聴いてたから割とすんなりとけ込めた。まぁより高いレベルにはまだまだだけど、ひとまず周りと演奏できるレベルには達したかなといったところ。精進しよう。

  • 休めない

吹奏楽だと無駄に人が多いから交代しながらターン制でやりくりしてたけど、ビッグバンドは一人1パートだから休めない。今までは休みを捻出できるのを良いことに効率度外視のパワーサウンドを吹いてきたけど、最近は効率よく演奏できるように試行錯誤を繰り返している。休んできたことによってたるんだ唇にとって、この環境の変化が一番きつかった。3rd,4thの譜面でも休みがないからすぐ疲れ果ててしまう。

  • 効率の良い演奏

ビッグバンドは一人1パート、譜面がきついこともしばしば。この環境に馴染むために奏法や体の使い方を変えた。
まずは効率良い音の鳴らし方を練習した。今までは大きな音を吹きたい時はとにかく息をぶち込んで、それを口で支えるって感じだったけど、体に余計な負荷がかからないように息のスピード、量、そしてアパチュアを調整した。こうすると力まずに豊かなサウンドが出るようになった。文章にしてみると当たり前のように感じる…この吹き方だと軽い楽器を吹いた時にオーバーブローせずに鳴らすことが出来るようになり、重い楽器も比較的バテずに良い音で吹けるようになった。今まで体の使い方に対する意識が甘かったということに気づけたとも言える。

バンドにあまり見たことのないアンブシュアをしているめちゃくちゃ上手い人が2人ほどいた。2人の真似をしてどうやって音を出しているんだろうと考える過程でいくつかの新しい発見があった。2人がそれぞれどんなアンブシュアなのかという観点から説明する。

<巻き込みタイプ>

1人目は巻き込みタイプ。高い音になるほど唇の巻きがきつくなる。唇の巻きは今まで何度か試行錯誤して「全然音が出ない」で終わっていたが、今回は新しい発見があった。それは「適切な巻き具合がある」ということである。音量、音域によって息の使い方が変わるが、それに合わせて適切な巻きをすることが大事である。巻けばいいってもんじゃない。
結構特殊な演奏方法だなと吹きながら感じるが、コントロールしやすいしバテないし結構気に入っている。ただしHiC以上になると、高い音だ!と強く意識して過剰に唇を締めてしまい、この奏法が崩れる傾向にあることがわかった。今のところいつも使える音域マイナスαくらいの範囲限定奏法といった感じ。サイドで吹くときにもってこい。ちなみに高い音は細くなりがち。低い音を吹くときはプレス弱めにすると上手に鳴る。
唇の巻については、5年前の革命的なレベルアップのきっかけになった概念だった。今回は革命的とまではいかなかったが、バテ軽減のきかっけとなる新奏法だった。
ん?もしかしてこれがパッカーというやつか?

<すぼめタイプ>

2人目はすぼめタイプ。唇を中央に寄せ、それ以外にはあまり余計な力を加えないようにすることで、振動部分を高密度かつ柔らかい状態にし、ハイノートを鳴らすとのこと。箸を上の前歯と下唇で咥えるようなイメージ。よく言われるやつだ。余計な力を加えない、というのは実感できなかったが、唇を中央に寄せることで高い音が出ることはわかった。思い返せば高い音吹くときは唇張る意識が強くて寄せるという意識がなかった。新しい発見だった。
ただ、唇巻き込みと比べてまだ自分のものにできてない感じ。余計なところに力が入ってるのか、すぐ疲れてしまう。自分なりの答えを導き出すべく試行錯誤を続けていこうと思う。

  • 軽い楽器との出会い

今まで一般的に重めと言われるバック系の楽器を吹いてきたが、軽い楽器を吹く機会があったので吹かせてもらったところ、あまりのハイトーンの出やすさに感動した。重い楽器は上手に吹かないと疲れやすいしハイトーン出ない。それに比べて軽い楽器は多少吹き方が崩れても音は出るしハイトーンは出やすいし、軽い力で吹けるから疲れにくい。こういう楽器を使っていればもっとハイトーンを早く習得できたのではないかと若干後悔している。もう今すぐにでも新しく楽器を買いたい。いや、買う。
新しい楽器を買う予定であることに変わるはないが、軽い楽器のデメリットも分かり始めたので書いておく。
軽い楽器はやはりオーバーブローしやすい。力むと一瞬で音色がお粗末になる。大きい音を吹くときほど神経を使って効率よく吹く必要がある。また音が出やすいぶん音色や音程がイマイチな音が出やすい。逆に言えばいろんな音が出せるため、奏者次第なところはある。あと音が抜ける。リードを吹くならバッチリ。良くも悪くもといった感じなので、あまりにも周りに溶け込めないようならば楽器の持ち換えを検討したほうがいい。逆に言うと持ち換えを前提としているのならばバリバリのリード向けの楽器を買って上手に鳴らせるように練習するのが現段階での私の理想。

  • 高い音に対する意識 

高い音を吹くとまぁバテやすいんだけども、それ以上に高い音とそうでもない音を行き来することの方がはるかにバテやすいということに気づいた。私は高い音を吹くために口周りをがっちり固めてしまうため、非常にバテやすいうえに下の音に下がれない。これは単純に奏法の問題。今までとにかく高い音が出ればいいと思って作ってきた口だが、おそらくこれは直したほうがいい。これの解決には2種類のアプローチを考えている。1つ目は、自分には「高い音を高いと思う意識」があってこれを克服して高い音を吹くことが必要だということ。もうひとつはミドルレンジからそのままハイレンジまで上がれるアンブシュアを見つけ、それを体になじませること。前者のほうが周りからのウケは良さそうだが、たぶん私には後者のほうが合っている(いままでそうやって問題解決してきたため)。後者のような解決策を実現するために前者のような意識を持つのが正解か。

 


こんなところだろうか。
新しい環境に移ると新鮮でとても楽しい。

そしてとにかく今は楽器が欲しい。